会議の締めくくりやプレゼンテーションの後、あるいは英会話レッスンの途中で、「Any questions?(何か質問はありますか?)」と聞かれることはよくありますよね。

質問がある時はそのまま聞けば良いのですが、「特に質問がない時」や「すべて理解できた時」、とっさにどう返せばいいか迷った経験はありませんか?

無言で首を横に振ったり、「No.」とだけ答えてしまうと、少し冷たい印象を与えてしまうことも。
今日は、「Any questions?」と聞かれた時に、「大丈夫です」「すべて理解しました」とスマートな返し方、相手に好印象を与えるための自然な英語フレーズを状況別にご紹介します。
【注意】「Any questions?」→「No」だけで答えるのはNG?
「Any questions?」に対して、「No.(ありません)」とだけ答えるのは文法的には全く間違っていません。
しかし、コミュニケーションの観点から見ると、単なる「No.」は少しぶっきらぼうで、「興味がない」「早く終わらせたい」といったネガティブなニュアンスで受け取られてしまうリスクがあります。
相手は一生懸命説明をしてくれたのですから、質問がない場合でも「あなたの説明がわかりやすかったから、質問はありませんよ」というポジティブなニュアンスを添えたいところ。

英語でのコミュニケーションにおける大切なマナーとも言えますね。
基本編:「Any questions?」に日常やカジュアルな場での返し方
「Any questions?」の日常やカジュアルな返し方は?
まずは、同僚との軽いミーティングや、英会話レッスンなどでサクッと使える定番のフレーズです。
1. I’m good, thank you.(大丈夫です、ありがとう。)
最もシンプルで、ネイティブが日常的に一番よく使う自然な返し方です。
「No」の代わりに「I’m good(私は大丈夫=満たされている)」を使うことで、角が立たずマイルドな印象になります。
【会話例】
A: So, any questions so far?(ここまでは、何か質問はありますか?)
B: I’m good, thank you.(大丈夫です、ありがとう。)
2. Not at the moment.(今のところはありません。)
「今は思いつきませんが、後で質問するかもしれません」というニュアンスを含んだ非常に便利なフレーズです。
会議の途中などで聞かれた時によく使われます。
【会話例】
A: Do you have any questions?(何か質問はありますか?)
B: Not at the moment, thanks.(今のところはありません、ありがとう。)
3. No questions. Everything was clear.(質問はありません。すべて明確でした。)
相手の説明がとても上手で、すんなり理解できた時に使う最高の褒め言葉です。
これを言われて喜ばないスピーカーはいません。
【会話例】
A: Any questions?(質問はありますか?)
B: No questions. Everything was clear.(質問はありません。すべて明確でわかりやすかったです。)
応用編:ビジネスで使える「Any questions?」の丁寧な返し方
続いて、クライアントとの会議や、上司のプレゼン後など、よりプロフェッショナルな印象を与えたい時に使えるフォーマルな表現です。
4. I think you covered everything.(すべて網羅されていたと思います=完璧な説明でした。)
「cover(網羅する、カバーする)」を使った、ビジネスシーンで非常によく使われるこなれたフレーズです。
「あなたが全て説明してくれたので、聞くことは何も残っていませんよ」という最大限の賛辞になります。
【会話例】
A: Are there any questions before we wrap up?(終わる前に、何か質問はありますか?)
B: No, I think you covered everything. Thank you.(いいえ、すべて網羅されていたと思います。 ありがとうございました。)
5. It all makes perfect sense.(完全に理解できました/すべて腑に落ちました。)
「make sense(意味をなす、理解できる)」を強調した表現です。
「あなたの言ったことは100%理解できました」と、自信を持って伝えたい時にぴったりです。
おまけ:質問が「ある」時、「Any questions?」に続く返し方
「Any questions?」と聞かれて、実際に質問がある時も「Yes!」とだけ言うのは少し不自然ですね。
以下のようにスマートに切り出してみましょう。
- Actually, I have one question about・・・(実は、〜について一つ質問があります。)
- Could you clarify・・・?(〜についてもう少し詳しく教えていただけますか?)
- Just to make sure, ・・・(確認のためにお聞きしたいのですが、・・・)
「Actually(実は)」をクッション言葉として使うと、とても滑らかに質問に入ることができますよ。
まとめ:「Any questions?」には?「No」の代わりに感謝と理解を
「Any questions?」と言われた時、質問がない場合のスマートな返し方をご紹介しました。
特に覚えておくと便利なフレーズを表にまとめておきます。
| 一番シンプルに | I’m good, thank you. |
| 後で聞くかも | Not at the moment. |
| 説明を褒めるなら | Everything was clear. / I think you covered everything. |
「質問がない=相手の説明が完璧だった」ということです。

次回の会議やレッスンでは、ぜひ今回ご紹介したフレーズを使って、「Any questions?」に感謝と理解を伝えてみてくださいね!


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