英語で「Cheers(チアーズ)」と言えば、グラスを合わせて「乾杯!」と言うシーンを思い浮かべる方が多いでしょう。

しかし、海外旅行に行ったり、外国人の同僚と話したりしていると、お酒の席でもないのに「Cheers!」と言われて戸惑った経験はありませんか?
実は、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどの国々では、「Cheers」は乾杯だけでなく「ありがとう」や「さようなら」の意味でも日常的に使われる頻出フレーズなのです。

今日は、相手がどの意味で「Cheers」を使っているのかを見極めるポイントと、それぞれのシチュエーションに合わせた自然な返し方を完全ガイドとしてご紹介します。
そもそも「Cheers」の3つの意味とは?
返し方を知る前に、まずは「Cheers」が持つ3つの顔を整理しておきましょう。
- 乾杯(世界共通)
- ありがとう(主にイギリス・豪州・NZなど)
- さようなら / またね(主にイギリス・豪州・NZなど)
アメリカでは基本的に「乾杯」の意味でしか使われませんが、イギリス英語圏では、道を譲ってもらった時や、お店を出る時など、1日に何度も「Cheers」が飛び交います。

相手の状況や文脈に合わせて、以下の返し方を使い分けてみましょう!
シーン1:「乾杯」のCheersと言われた時の返し方
パーティーやパブで、グラスを掲げて「Cheers!」と言われた時の返し方です。
1. Cheers!(乾杯!)
一番簡単で、間違いのない返し方です。
相手が「Cheers!」と言ったら、笑顔でグラスを合わせながら同じように「Cheers!」と返すだけで完璧なコミュニケーションになります。
【会話例】
A: Here is your beer. Cheers!(ビールどうぞ。乾杯!)
B: Cheers!(乾杯!)
2. To us! / To your health!(私たちのために! / 健康を祝して!)
少し気の利いたバリエーションです。
「To 〇〇(〜に乾杯)」という表現を使って、何かを祝う言葉を添えると、より一層場が盛り上がります。
シーン2:「ありがとう」のCheersと言われた時の返し方
誰かにドアを開けてあげたり、物を拾ってあげたりした時に、相手から「Cheers(=Thank you)」と言われた時の返し方です。
3. No worries. / No problem.(気にしないで / 問題ないよ)
「Thank you」と言われた時に「You’re welcome(どういたしまして)」と返すのと同じ感覚で使います。
特にオーストラリアやイギリスでは、「No worries(ノー・ウォーリーズ)」が最も自然でよく使われる返し方です。
【会話例】
B: I bought you a coffee.(コーヒー買ってきたよ。)
A: Oh, cheers mate!(おお、ありがとう!)
B: No worries.(気にしないで。)
4. Anytime. / You’re welcome.(いつでもどうぞ / どういたしまして)
「Anytime」は「いつでも手伝うよ」というニュアンスを込めた、スマートでかっこいい返し方です。
もちろん、定番の「You’re welcome」でも全く問題ありません。
シーン3:「さようなら」のCheersと言われた時の返し方
仕事の帰り際や、お店で買い物を終えて去る時に「Cheers(=Goodbye / See you)」と言われた時の返し方です。
5. See ya! / Bye!(またね! / バイバイ!)
相手が「じゃあね!」という軽いニュアンスで「Cheers!」と言っているので、こちらもカジュアルに「See ya(See youの砕けた表現)」や「Bye」と返すのが最も自然です。
【会話例】
A: I gotta go now. Cheers!(もう行かなくちゃ。じゃあね!)
B: See ya! Have a good weekend.(またね! 良い週末を。)
6. Have a good one!(良い一日を!)
「Have a good day」と同じ意味で、ネイティブが別れ際によく使うこなれたフレーズです。
「Cheers!(またね!)」と言われた背中越しに「Have a good one!」と返せれば、英語上級者の仲間入りです。
7. Cheers!(じゃあね!)
実は、別れ際の「Cheers」に対して、オウム返しで「Cheers!」と返すのも大正解です。
「じゃあね!」「そっちもね!」というリズミカルな会話になります。
まとめ:文脈を読んで「Cheers」にスマートに返そう!
「Cheers」と言われた時のシチュエーション別の返し方をご紹介しました。
シンプルに内容を表にまとめてみました。
| 「乾杯」には | 同じく Cheers! と返す |
| 「ありがとう」には | No worries. / Anytime. |
| 「さようなら」には | See ya! / Have a good one! |
「Cheers」はとてもフレンドリーでポジティブな言葉です。
アメリカ英語に慣れていると最初は戸惑うかもしれませんが、状況(お酒の席か、何かをしてあげた後か、別れ際か)を見極めれば難しくありません。

ぜひ今回ご紹介したフレーズを使って、ネイティブらしい会話を楽しんでくださいね!


コメント