仕事で同僚のサポートをした時や、クライアントの要望に迅速に応えた時、「I appreciate it.(感謝いたします/助かります)」という言葉をかけられることがあります。
そんな時の返し方は?

日常的な「Thank you」よりも丁寧で、相手の気遣いや行動そのものに対して深く感謝する、とても温かく誠実なフレーズです。
しかし、いざ言われた時に「You’re welcome(どういたしまして)」とだけ返すのは、状況によっては少し単調に聞こえたり、相手の丁寧さに釣り合っていないように感じたりすることはありませんか?

今日は、「I appreciate it」と言われた時に、相手の感謝をスマートに受け止め、より良い関係を築くための自然な英語フレーズを、ビジネス・日常の状況別にご紹介します。
そもそも「I appreciate it」のニュアンスとは?
返し方を学ぶ前に、まずはこの言葉の持つニュアンスを理解しておきましょう。
Thank you = 「あなた(You)」に対して感謝する、最も一般的な表現。
I appreciate it = 「あなたのしてくれた行動や気遣い(it)」に対して、その価値を認め、深く感謝する表現。
ビジネスメールやフォーマルな場では、「Thank you」よりも「I appreciate it」の方が好んで使われる傾向があります。
相手がわざわざ丁寧な言葉を選んでくれているので、こちらも「お役に立てて嬉しいです」「とんでもないです」といった、少し気の利いた言葉で返すのが大人のマナーですね。
状況1:同僚へカジュアルな「I appreciate it」の返し方
まずは、普段一緒に働いている同僚や、親しい間柄で「I appreciate it(助かったよ、ありがとう)」と言われた時の、重すぎない自然な返し方です。
1. No problem. / No worries.(問題ないよ/気にしないで)
「You’re welcome」よりもカジュアルで、ネイティブが非常によく使う表現です。
「これくらいお安い御用だよ」というフットワークの軽さをアピールできます。
【会話例】
A: Thanks for covering my shift. I really appreciate it.(シフトを代わってくれてありがとう。本当に助かったよ。)
B: No problem. Let me know if you need help again.(問題ないよ。 また助けが必要なら言ってね。)
2. Anytime.(いつでも言ってね)
「Anytime you need help(助けが必要な時はいつでも)」を省略した、スマートで頼もしいフレーズです。
同僚との信頼関係を深めるのにぴったりです。
3. Sure thing.(もちろん)
「Sure」を少し強調した表現で、「当然のこと(thing)をしたまでだよ」というニュアンスが含まれます。
アメリカ英語の日常会話で頻出します。
状況2:上司へフォーマルな「I appreciate it」の返し方
続いて、クライアントや上司など、目上の方から「I appreciate it(感謝いたします)」と言われた時の、プロフェッショナルで丁寧な返し方です。
4. My pleasure. / It’s my pleasure.(喜んで/お役に立てて光栄です)
直訳すると「それは私の喜びです」となり、ビジネスシーンにおける最高の「どういたしまして」です。
高級ホテルやレストランのスタッフもよく使う、非常に丁寧で洗練された表現です。
【会話例】
A: Thank you for the quick response. I appreciate it.(迅速なご対応ありがとうございます。感謝いたします。)
B: It’s my pleasure. Please let me know if you have any questions.(お役に立てて光栄です。 ご不明な点があればお知らせください。)
5. I’m glad I could help. / Happy to help.(お役に立てて嬉しいです)
相手の役に立てたことに対する素直な喜びを伝える、とても温かみのあるフレーズです。
「My pleasure」が少し硬すぎると感じる場合に、柔らかく丁寧な印象を与えられます。
【会話例】
A: Your feedback was very helpful. I appreciate it.(あなたのフィードバックはとても参考になりました。感謝します。)
B: I’m glad I could help.(お役に立てて嬉しいです。)
状況3:相手にも感謝を返す「I appreciate it」のテクニック
チームで協力して何かを成し遂げた時や、相手のサポートもあって上手くいった時に使える上級テクニックです。
6. Thank YOU.(こちらこそ、ありがとうございます)
文字にすると普通の「Thank you」ですが、発音する時に「YOU」の部分を強く強調することで、「私の方こそあなたに感謝していますよ」という素敵な返し方になります。
【会話例】
A: We couldn’t have done this without you. I appreciate it.(あなたなしではできませんでした。感謝します。)
B: No, thank YOU for your great leadership.(いえ、あなたの素晴らしいリーダーシップに、こちらこそ感謝します。)
まとめ:「I appreciate it」には思いやりのフレーズで返そう!
「I appreciate it」と言われた時の、状況別の返し方をご紹介しました。
覚えておきたい簡単な返し方について、表に整理しておきます。
| 同僚へカジュアルに | No problem. / Anytime. |
| 上司や顧客へ丁寧に | My pleasure. / Happy to help. |
| こちらからも感謝する | Thank you. |
「I appreciate it」という言葉の裏には、あなたの行動に対する深い敬意が込められています。
毎回「You’re welcome」で済ませるのではなく、相手との関係性や状況に合わせて、ぜひ今回ご紹介したフレーズを使い分けてみてください。

きっと、お互いの信頼関係がより一層深まりますよ!


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