日常英会話でもよく耳にする「Take it easy」というフレーズ。

ネイティブスピーカーは息をするように自然に使いますが、実はこの言葉、状況によって「じゃあね」「無理しないで」「落ち着いて」と複数の意味に変化する万能フレーズです。
だからこそ、いざ自分が言われた時に「なんて返せばいいの?」「Thank youで合ってる?」と戸惑ってしまう英語学習者は少なくありません。
文脈に合った正しい返し方を知らないと、少し不自然な間が空いてしまうことも。
今回は、「Take it easy」が持つ3つの主要な意味と、それぞれのシチュエーションに合わせた自然でスマートな返し方を徹底解説します。

返し方のバリエーションを増やして、ネイティブとの会話をもっと楽しみましょう!
シチュエーション1:別れ際の「Take it easy」への返し方
最も頻繁に使われるのが、去り際の挨拶としての「Take it easy」です。
「Goodbye」や「See you」と同じ感覚で使われますが、「リラックスしてね」「無理せず良い一日を」という温かい気遣いが込められています。
1. You too.(あなたもね。/そっちも気をつけてね。)
別れ際の「Take it easy」に対する、最も定番で間違いのないパーフェクトな返し方です。
相手の気遣いをそのままお返しする、シンプルで気持ちの良い表現です。
2. Thanks, see you (later).(ありがとう、またね。)
相手の「無理しないでね」という気遣いに対して軽くお礼を言い、別れの言葉を続ける自然な流れです。
3. I will.(そうするよ。/気をつけて帰るよ。)
「気楽にね(Take it easy)」という相手からのアドバイスとして受け取り、「わかった、そうするよ」と答えるネイティブらしい表現です。
【会話例】
Colleague: I’m heading home. Take it easy!(もう帰るね。お疲れ様(ゆっくり休んでね)!)
You: Thanks, you too. See you tomorrow.(ありがとう、そっちもね。また明日。)
シチュエーション2:気遣い・励まし「Take it easy」への返し方
仕事で根を詰めている時や、体調が優れない時に、「あまり無理しないで、自分のペースでやってね」と励ましてくれる意味合いの「Take it easy」です。
4. I’ll try. / I’m trying(そうしてみるよ。/そうしようとしてるよ。)
「リラックスしようとは思うんだけど、なかなか難しくて・・・」という、少し忙しさを滲ませつつも相手のアドバイスを受け入れる、人間味のある返し方です。
5. Don’t worry, I’m fine(心配しないで、大丈夫だよ。)
相手を安心させたい時に使うフレーズです。
「気にかけてくれてありがとう、でもちゃんとコントロールできているよ」というニュアンスが伝わります。
6. Thanks, I needed that(ありがとう、そう言ってもらえて助かったよ/ホッとしたよ。)
余裕がなくて張り詰めていた時に、その一言で心が軽くなった場面で使う、非常に深い感謝を示すスマートなフレーズです。
【会話】
Friend: You look exhausted. Take it easy this weekend, okay(すごく疲れてるみたいだね。今週末は無理しないでゆっくり休んでよ。
You: I will. Thanks, I really needed to hear that(そうするよ。ありがとう、その言葉を本当に必要としていたよ。
シチュエーション3:興奮・怒りをなだめる「Take it easy」への返し方
誰かが怒っていたり、パニックになっていたり、焦燥している時に、「まあまあ、落ち着いて」と感情をクールダウンさせるために使われる「Take it easy」です。
7. You’re right. I need to calm down(そうだね。落ち着かなくちゃ。)
自分の取り乱している状態に気づき、相手の言う通りだと素直に認める大人の対応です。
8. I know, I know(わかってる、わかってるよ。)
「頭ではわかっているんだけど、感情が追いつかない」という時に口をついて出る、非常にリアルな日常表現です。
要注意!やってはいけない「Take it easy」のNGな返し方
× I’m taking it easy!(怒り気味で)
なだめられた時に、「落ち着いてるよ!」と反発してしまうと、火に油を注ぐことになります。
冷静さを失っている時は、深呼吸をして「You’re right.(君の言う通りだね)」と返すのが無難です
まとめ:文脈を読んで「Take it easy」へスマートに打ち返そう
「Take it easy」と言われた時の返し方をまとめました。
状況別の返し方について、簡単にまとめると次のようになります。
| 別れ際の「じゃあね」には | You too. / I wil. |
| 「無理しないで」という気遣いには | I’ll try. / Thanks, I needed that |
| 「落ち着いて」となだめられたら | You’re right |
同じ「Take it easy」でも、言われる状況や声のトーンによって最適な返し方は変わります。

難しく考えすぎる必要はありませんが、相手がどのような意図でその言葉を投げかけてくれたのかをサッと汲み取り、「You too!」や「I will!」と笑顔で打ち返せるようになれば、あなたの英語力は確実にワンランクアップしますよ♪
【編集後記】「Take it easy」という言葉が持つ魔法
英語の「Take it easy」には、不思議と張り詰めていた肩の力をふっと抜いてくれる魔法のような響きがあります。
タスクに追われて余裕をなくしていた時、同僚からかけられたこの一言に、どれほど心が救われたかわかりません。
その時、私は気の利いた言葉が思いつかずただ頷いただけでしたが、もし「Thanks, I needed that(ありがとう、その言葉に救われたよ)」と返せていたら、相手にも私の感謝がもっと深く伝わったはずです。
言葉のキャッチボールは、相手の思いやりをどう受け止め、どう投げ返すかが醍醐味。

完璧な文法よりも、そんな心の動きを大切にしながら、毎日の英語表現をアップデートしていきたいですね。

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