ランチの場所決めや、仕事の進め方を相談している時。相手から「It’s up to you.(君に任せるよ/あなた次第だよ)」と言われて、少し返し方に戸惑った経験はありませんか?

日本人同士の会話だと「えっ、どうしよう・・・あなたはどうしたい?」と、お互いに譲り合ってなかなか決まらないことも多いですよね。
英語のコミュニケーションにおいて「It’s up to you」と決定権を委ねられた時は、スムーズに決断を下すか、具体的な選択肢を提示して会話を前に進めるのがスマートなマナーです。

今回は、「It’s up to you」と言われた時に、自分でサクッと決めるフレーズから、相手の希望を上手く引き出すフレーズ、そして「やっぱりあなたが決めて」と優しく投げ返すフレーズまで、状況別の自然な返し方を徹底解説します。
パターン1:「It’s up to you」→自分がリードして決める時の返し方
相手が完全にあなたに決定権を譲ってくれている時は、遠慮せずに自分の希望を伝えるのが一番親切な返し方です。
1. Okay, then let’s go to…(わかった、じゃあ〜に行こう/〜にしよう)
「It’s up to you」と言われた直後に、最も自然に提案へ繋げられる王道フレーズです。
「Then(それなら)」と続けることで、決定権を受け取ってスムーズに結論を出せます。
【会話例】
Friend: Where do you want to eat? It’s up to you.(どこで食べたい?君に任せるよ。)
You: Okay, then let’s go to that new Italian restaurant.(わかった、じゃああの新しいイタリアンに行こう。)
2. In that case, I’d like to…(それなら、私は〜したいな)
「let’s」よりも少しだけ丁寧で、自分の意思をはっきり伝える表現です。
「In that case(そういうことなら)」というクッション言葉を挟むことで、唐突感がなくなります。
3. I’ll go with…(私は〜にするよ)
すでにいくつか選択肢が出ている中で、「君が決めていいよ」と言われた時に便利なフレーズです。
「I’ll go with plan A(A案でいくよ)」のように使います。
パターン2:相手と一緒に決める時の「It’s up to you」の返し方
完全に決めてしまうのではなく、「自分もいくつかアイデアがあるけど、あなたはどう?」と、相手の好みも汲み取りたい時のスマートな返し方です。
4. What do you feel like?(あなたは何の気分?)
食事や遊びのプランを決める時に大活躍するフレーズです。
「任せるよ」と言われつつも、まずは相手の「今の気分(食べたいもの、やりたいこと)」を聞き出すことで、選択肢をグッと絞りやすくなります。
5. How about either A or B?(AかBのどっちかはどう?)
決定権は自分が持ちつつも、相手に最終確認を促す非常に気配りのできたフレーズです。
ゼロから決めるのが難しい時に、2〜3個の選択肢に絞って提案してあげると喜ばれます。
【会話例】
Colleague: When should we have the meeting? It’s up to you.(ミーティングはいつにする?任せるよ。)
You: How about either Tuesday afternoon or Wednesday morning?(火曜の午後か、水曜の午前中のどちらかはいかがですか?)
パターン3:「It’s up to you」→「相手に任せ返す」時の返し方
「本当にどちらでもいい」「相手の好きなようにしてほしい」という時は、ただ「I don’t know(わからない)」と言うのではなく、ポジティブな表現で決定権を返し(パスし)ましょう。
6. I’m easy. Whatever you want.(私は何でもいいよ。あなたの好きなもので。)
カジュアルな日常会話で頻出するネイティブらしい表現です。
ここでの「easy」は「簡単」ではなく、「こだわりがない・合わせるよ」という意味になります。
「Whatever you want」を添えることで、突き放す感じがなくなり温かい響きになります。
7. I don’t mind. You choose.(私はどっちでも構わないよ。決めていいよ。)
「AとB、どっちがいい?任せるよ」と聞かれた時などに、「どちらでも異論はないから、あなたが選んで(You choose)」と決定権を優しくパスする表現です。
まとめ:「任せるよ(It’s up to you)」は会話を広げるチャンス!
「It’s up to you」と言われた時のスマートな返し方をご紹介しました。
特に使いこなしたい返し方を、表にまとめてみました。
| 自分で決める | Okay, then let’s…(わかった、じゃあ〜にしよう) |
| 一緒に絞る | What do you feel like?(あなたは何の気分?) |
| 提案する | How about either A or B?(AかBはどう?) |
| 任せ返す | I’m easy. You choose.(私は何でもいいよ。決めて。) |
英語の「It’s up to you」は、相手があなたを尊重し、意思を重んじてくれている証拠です。

戸惑って沈黙してしまうより、「それなら〜にしよう!」とテンポ良く提案できれば、英語でのコミュニケーションがさらに楽しく、有意義なものになるはずです。
【編集後記】「委ねられる」という優しさに応えるために
最近は外出が制限されている分、家族や友人が「何が食べたい?」「何がしたい?」と気を遣って「It’s up to you」と言ってくれる機会が増えました。
相手の優しさを感じる一方で、実は「決める」という作業には意外とエネルギーがいるものですよね。

以前の私なら、迷って沈黙してしまっていましたが、今では「Then let’s…」と自分から提案するようにしています。
そうすることで、相手も準備がしやすくなり、お互いの時間がもっと心地よいものに変わるからです。

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